2026.09.30
目のお悩み
「夜間の運転、対向車のライトを異常にまぶしく感じる」「昼間でも以前よりまぶしく感じるようになった」と感じる方はいませんか。
白内障は加齢にともなって起こる病気です。運転中の見え方に違和感がある方は、白内障が知らないうちに進行しているかもしれません。
この記事では、白内障だとなぜまぶしく感じるかを白内障の原因や症状から解説します。白内障は早期発見・早期治療で目の状態を維持することが大切です。日没が早くなり、暗くなってからの運転が増えた方はぜひ一読ください。
Contents
夜の運転がまぶしい理由として、次が挙げられます。
暗い場所では光を多く取り込もうとして瞳孔が大きく開きます。対向車のヘッドライトや街灯など強い光が突然目に入ると、昼間以上に激しいまぶしさを感じます。
また、夜間の暗さとライトの明暗差に目が順応できず、刺激として強く感じられます。
加えて「以前より強くまぶしいと感じるようになった」方は、白内障が進行している可能性があるので注意が必要です。
白内障で目の中の水晶体が濁ると、入ってきた光が乱反射してまぶしさを感じやすくなります。暗い場所では瞳孔が広がり、より多くの光が水晶体に入り乱反射を起こします。
白内障は、目の中の水晶体が濁る病気です。水晶体はカメラのレンズの役割を果たしており、外からの光をスムーズに通して網膜にピントを合わせます。
水晶体が濁ると、光が途中で乱反射したり遮られたりするため、視界が白く霞んだり、黄色っぽく見えたりします。
早期発見・早期治療で視界や視力を維持することが大切です。
白内障は加齢にともなって発症しやすい疾患です。40代以上の方に発症が多く、50代では約50%、70代で90%の方に見られます。
ほかに原因として、次が挙げられます。
特定の持病があると、若年期でも白内障を発症しやすくなります。40代以上の方は、白内障の初期症状が出始める時期でもあるため、眼科で定期的に健診を受けましょう。
白内障は、次の症状が挙げられます。
初期段階では自覚症状が現れにくく、進行すると視力が大きく低下することがあります。
初期であれば点眼薬で進行を抑えます。失った視力を元に戻すのは難しいため、早期に治療につなげることが大切です。
視力の低下で生活に支障がある場合は、白内障手術を行います。濁った水晶体を取り除き、人工の眼内レンズを挿入することで視野を維持します。
白内障が進行すると、かすみやまぶしさ、コントラスト低下、視覚過敏で運転しづらくなります。
視界が全体的に霞むと、遠くの標識や薄暗い道路にいる歩行者・自転車の発見が遅れます。
雨の日や夕暮れ時は車線や道路の境界線が判別しづらくなるため、特に注意が必要です。
夜間は対向車のライトや街灯の光が乱反射し、前方が一瞬見えなくなるグレア現象が起こりやすくなります。
白内障があっても、適性検査の基準を満たしていれば、免許更新は可能です。
普通免許の場合、両眼で0.7以上、かつ左右それぞれ0.3以上の視力が必要です。更新期間(誕生日の1か月前から誕生日の1か月後までの間)内に更新手続きを行いましょう。
70歳以上の方は高齢者講習、加えて75歳以上の方は認知機能検査を受ける必要があります。
白内障手術後の運転は医師に相談しましょう。
運転中のまぶしさを抑えるために、遮光レンズ・サンバイザー、ナイトグラスなどを利用しましょう。
一般的なサングラスは、全体の光量を落として暗くする効果があります。白内障の方が使用すると、視界が暗くなりすぎて余計に見づらくなる場合があります。
まぶしさの原因となる光だけをカットできるレンズを選びましょう。遮光レンズについては、眼科で相談のうえ自分に合ったものを選ぶことをおすすめします。
フロントガラスをきれいに保ち、光を拡散させないようにするのも大切です。
また、普段の生活では次の対策が取れます。
目に入る光の量や質を調整することで、目の負担を減らしましょう。
秋の夕暮れ(16時〜18時頃)は交通事故が多発しやすい時期です。
「夜間の運転で眩しさを感じるようになった」「標識が見えづらくてヒヤッとした」「目が霞んだりぼやけたりする」など、見え方に違和感を覚えるようになった方は、一度お近くの眼科にご相談ください。
白内障の進行がまぶしさにつながっている可能性があります。早期発見・早期治療で、視力を維持することが大切です。