2026.08.27
目のお悩み
麦粒腫(ものもらい)が繰り返しできるのは、免疫力が低下しているサインかもしれません。疲れやストレスが直接的な原因ではありませんが、免疫力が低下すると細菌感染が起こりやすくなります。
この記事では、麦粒腫にお悩みの方に、原因や対処法、予防法を解説します。麦粒腫を繰り返すときは眼科の診察を受けるほか、普段の生活習慣についても振り返りましょう。
Contents
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)は、次のような症状が見られます。
麦粒腫は「ものもらい」「めばちこ」ともよばれます。瞼の赤みや腫れ、痛みが生じた後、膿が出て炎症が治まることで回復につながります。
ものもらいの原因となる細菌は常在菌であるため、周りの人に感染することはありません。
瞼には涙や汗を分泌する毛穴がたくさんあり、細菌感染を起こすことで麦粒腫ができます。起こる場所で内麦粒腫と外麦粒腫に分けられます。
内麦粒腫は、瞼の裏のマイボーム腺が感染して腫れることで起こります。
外麦粒腫はまつ毛の毛穴や皮脂腺が細菌に感染して瞼の表面が腫れる病気です。
細菌感染が起こる状況として、衛生状態の悪化や免疫力の低下が挙げられます。次のなかで当てはまるものはありませんか。
一度ものもらいになると再発を繰り返すケースもあります。目の周りは清潔に保ち、日頃の生活習慣を見直しましょう。
麦粒腫の治療は、抗菌薬の点眼や軟膏で原因である細菌を抑えることが基本です。麦粒腫の多くは1週間ほどで落ち着きます。
放っておいても自然に治ることもありますが、痛みや炎症の悪化を予防するためにも、早めに眼科を受診した方がよいでしょう。
膿が多く溜まっている場合は、瞼を切開して排出する外科的治療が必要です。
麦粒腫の治療ではおもに、抗菌点眼薬が処方されます。麦粒腫の原因菌として、黄色ブドウ球菌が挙げられます。
抗菌成分が含まれている目薬はドラッグストアでも販売しています。市販の薬を使用する場合は用法・容量を守り、症状が改善しない場合は医師に相談してください。
ほかに抗炎症成分や抗ヒスタミン薬の点眼薬、抗生物質の点眼薬・内服薬も使用されます。
化膿が進むと瞼を切開して膿を取り出すこともあります。膿が多く溜まっており、目薬で症状が改善しない場合や腫れが大きい場合に行われる治療です。
局所麻酔を使用するため、痛みを感じることはほとんどありません。
霰粒腫(さんりゅうしゅ)は、マイボーム腺の出口に分泌物が溜まり、しこりや腫れが起こります。
麦粒腫と同様、抗菌薬やステロイドなどの薬物治療のほか、温罨法とリッドハイジーンを組み合わせて、詰まった油を溶かして清潔を保つ方法もあります。
IPL治療は、特殊な光を照射することでマイボーム腺の詰まりを溶かします。
麦粒腫を予防するために、次のことを心がけましょう。
麦粒腫の予防には、衛生状態を保つこと・免疫力の低下を防ぐことが大切です。
麦粒腫の予防には、目の周りを清潔に保つことが大切です。コンタクトやメイクをする方は特に注意しましょう。
コンタクトレンズの使用方法や期限を守り、レンズを扱う前は手を綺麗に洗いましょう。ものもらいができているときは使用を控えてください。
むやみに目元を擦らないようにし、帰宅後や就寝前にはメイクを落とすのも大切です。
免疫力の低下により細菌感染が起こりやすくなります。食事・運動・睡眠と規則正しい生活を心がけましょう。
1日3食、バランスの取れた食事が大切です。ビタミンやミネラルといった微量栄養素は特に不足しがちです。緑黄色野菜や果物、乳製品や海藻類など、できるだけ多くの食品を組み合わせましょう。
運動習慣がない方、長時間のデスクワークが続く方は体を動かすことも大切です。自宅でのストレッチや筋トレなどできることから始めましょう。
睡眠時間は十分に取ってください。疲労の蓄積やストレスは心身の不調につながりやすくなります。湯船にゆっくり浸かり、就寝前はスマートフォン・パソコンを見ないようにすることも大切です。
免疫力低下を防ぐために、日頃の習慣を振り返り、食事・運動・睡眠を見直しましょう。
麦粒腫は放っておくと炎症が悪化し、治療に時間がかかるケースがあります。再発を繰り返すこともあるため、症状がある方は早めに眼科を受診してください。
普段の疲れやストレスで免疫力が低下し、細菌感染につながる場合もあるため、食事や運動、睡眠など生活習慣を見直すことも大切です。
麦粒腫や気になる症状にお悩みの方はぜひ当院にご相談ください。