2026.10.28
目のお悩み
「目の疲労感が気になる」「仕事で長時間パソコンを使用する」方は、目が乾く・ゴロゴロするなどドライアイの症状が現れていませんか?涙が蒸発しやすくなり、視力の低下や目の表面が傷つく原因になります。
この記事では、ドライアイの症状から原因、治療法を解説します。ぜひ参考にして日頃の生活習慣を振り返り、目の健康を守りましょう。
次の症状で、当てはまるものはありませんか?
スマートフォンの使用や長時間のデスクワークなどの生活スタイルにより、ドライアイの症状を訴える方は多く、日本では2200万人にも上るといわれています。
ドライアイは乾燥性角結膜炎ともよばれ、涙の分泌量減少・質の低下により、目を潤すのに必要な涙が行き渡らなくなる状態を指します。
涙は油層と水層、膜型ムチンのバランスで安定しており、不安定になると蒸発しやすくなります。
涙のバランスが崩れると、目の表面に広がって崩れない性質が失われ、目の見えにくさや不快感、目の表面が傷つくことにつながります。
目の乾燥で表面に傷がつきやすくなると、角膜や結膜の健康が損なわれます。
涙液膜の崩れやすさは、涙を色素で染めて調べる涙液層破壊時間検査、涙の量を調べるのはシルマーテストで診断します。
ドライアイの症状として、次が挙げられます。
ぼやけた像を、はっきり見ようと力を入れることで眼精疲労を合併し、視力低下を招くこともあります。
このような慢性的な症状にお悩みの方は、一度眼科を受診してください。
ドライアイの原因として、加齢のほか、環境によるもの・病気によるものが挙げられます。
加齢により、涙を作る機能の低下や、油分を出すマイボーム腺が詰まって、涙の量や質が低下します。ホルモンバランスの変化(エストロゲンの減少)により、更年期の女性や、40代以降の方に多く見られます。
また、環境の影響も大きく、PCやスマホの長時間使用、コンタクトの使用、喫煙、エアコンの効いた環境などが危険因子として挙げられます。
涙の分泌は自律神経の影響を受け、リラックスする時に働く副交感神経が涙を分泌させます。ストレス下では交感神経が働きやすく、分泌が抑制されます。
マイボーム腺の病気やシェーグレン症候群などの自己免疫疾患、スティーブンスジョンソン症候群などの疾患もドライアイの原因です。
ドライアイの治療として、次が挙げられます。
目を温めることでかゆみが治まる場合があります。
塩化カリウムや塩化ナトリウム、ヒアルロン酸ナトリウムなどの人工涙液で涙の不足成分を補い、炎症を抑えます。ドラッグストアに売っている目薬で症状が和らぐこともあります。
涙点プラグは、目頭付近にある涙が出る穴に、シリコン製のプラグを入れる治療です。涙の排出を止め、涙を溜めることで目の表面を潤します。
また、目が休まるように生活習慣を振り返ることも大切です。
「症状が続く」「酷くなった」「市販の薬で効果が感じられなくなった」場合は眼科を受診してください。
ドライアイは、生活習慣が大きく影響します。
目を酷使しないように、長時間のパソコン・スマートフォンは避けましょう。1時間おきに休憩を取ることが大切です。パソコン用に度を合わせたメガネや遠近両用メガネを使うと、目の疲れを減らせます。
デスクワークの方は、普段パソコンを使っている机や椅子の高さも重要です。画面が目線の高さより少し下の位置にくるように調整します。
室内の乾燥もドライアイに影響するため、湿度が低い日は加湿器で調整しましょう。エアコンフィルターは定期的に掃除し、エアコンの風が直接当たらないようにします。
まつ毛内側はアイメイクを避け、コンタクトは正しく使うことが大切です。
就寝前はスマートフォンを使わずに睡眠時間を確保しましょう。
ほかにも、ストレッチや運動習慣を取り入れ、バランスのよい食事を心がけて自律神経を整えることが大切です。生活習慣を振り返り、目に優しい生活を心がけましょう。
ドライアイの治療・予防のためには、生活習慣を見直すことが大切です。目の症状が気になる場合は眼科を受診しましょう。
慢性的な症状のほか、次の症状がある場合は早めに相談してください。
また、当院ではドライアイにお悩みの方に向けて、ニンニクビタミン注射やキセノン光線療法など、統合医療を行っております。
ニンニクビタミン注射はビタミンB1を主成分とした静脈注射で、血行促進作用や疲労回復が見込めます。キセノン光線療法は、ドライアイや目の奥の痛み、充血や眼精疲労がある方に効果的です。体質改善のために、ぜひご相談ください。