2026.03.02
目のお悩み
緑内障と診断された方や治療中の方には「仕事が忙しく定期通院が難しい」・「点眼を負担に感じている」方もいらっしゃるでしょう。
本記事では、緑内障の進行を遅らせるために重要なことや点眼忘れを防ぐ方法を解説します。緑内障の悪化を予防し、失明リスクを回避するためにぜひご参考にしてください。
Contents
緑内障は視覚障害の原因疾患として最も多く、全体の40.7%を占めます。遺伝や強い近視、喫煙などで20代・30代で発症することもあり、40代からは定期的に検診を受けることが勧められています。
視野の一部だけが見づらい状態でゆっくりと進行するため、自覚症状がなく、末期まで症状を自覚しにくい疾患です。片方の目に症状があっても、もう片方の視野で補っているため気づきにくくなります。
緑内障の完治は難しく、治療を継続して見え方の質や生活の質を保ちます。視野が欠けるスピードを遅らせ、症状を悪化させないことが大切です。
緑内障の治療は、点眼による眼圧下降が基本です。緑内障に用いられる点眼薬は、プロスタグランジン関連薬やβブロッカー、炭酸脱水酵素阻害剤、交感神経α₂刺激薬、Rhoキナーゼ阻害薬に分類されます。
緑内障の種類や症状、眼圧の高さによって処方され、複数の点眼薬を組み合わせる場合もあります。
2種類以上を点眼する際は、先に差した点眼薬が流れないように、5分以上の間隔を空けたり、ゲル化する点眼薬は最後に差したりといった注意点があります。
視野の改善には繋がらなくても、症状の進行を抑えるために毎日継続することが大切です。
SLTレーザー治療は、緑内障の治療の一つです。レーザーで線維柱帯内の目詰まりを解消し、房水の流れを改善して眼圧を下げます。
選択的レーザー線維柱帯形成術とよばれ、保険適用で繰り返し受けられる治療です。毎日の点眼が難しい方や将来的な不安を最小限にしたい方は検討してください。
点眼治療やレーザー治療で効果が見込めない場合は、線維柱帯切開術や線維柱帯切除術、緑内障チューブシャント手術を行います。
緑内障の患者さんのなかには、仕事が忙しくて時間が取れず、つい点眼を忘れてしまう方もいらっしゃいます。
点眼忘れは症状の悪化につながります。忘れないためには次の方法を試してみてください。
朝の歯磨き後や食事前の手洗い時、夜の入浴前、就寝前など、毎日必ず行う習慣と点眼を結びつけましょう。1日3回点眼が必要なら食事とセットで行ってください。
点眼薬の保管方法も工夫できます。毎日使用する場所におくほか、持ち運びやすい目薬ケースに入れる、使用順を明記して管理するなどが大切です。
また、点眼時間を忘れないようアラームを設定するなど、デジタル機器を活用しましょう。スマートフォンのリマインダー機能や点眼記録アプリを利用する、電子お薬手帳と連携する、家族と共有するなどの方法があります。
点眼を日常生活の習慣に取り入れることが大切です。
緑内障は完治の難しい疾患であり、いかに進行を遅らせるかが大切です。目の健康を守るために、緑内障とうまく付き合っていきましょう。
以上3点について解説しますのでぜひ参考にしてください。
緑内障の治療では、1〜3ヶ月に1度の定期的な通院が大切です。眼圧検査や眼底検査、視野検査を行い、目の状態や点眼状況で今後の治療を検討します。
診断当初や治療効果が落ちてきた際は、精密検査や点眼薬の副作用チェック、治療方針の決定で受診間隔が短くなります。
緑内障の治療において、医師の指示を守り、不明な点を都度確認することは大切です。点眼薬の差し忘れがある場合も、忘れる頻度や状況、不安点を素直に話すことで治療を効果的に受けられます。
点眼時間の調整や薬剤の変更、点眼回数の減少、複数の点眼薬の点眼順序などを調整します。保存方法や使用期限を確認し、点眼をうまく行えない場合は補助用具の利用も検討します。
点眼薬が変更となった際は副作用や相互作用を確認しましょう。
薬の副作用が出ていたり普段の使い方が誤っていたりする場合があるため、異常を感じたら医師・薬剤師に相談してください。
普段の生活を振り返って、身体を労わることが大切です。次のような点に気をつけましょう。
特に喫煙は血液や血管に悪影響を及ぼすため、緑内障の進行につながります。規則正しい生活で目や全身の健康を守りましょう。
緑内障は後天失明原因として最も多い疾患です。診断を受けた方は医師の指示を守って治療を受けましょう。目や将来の健康を考えると毎日の眼圧コントロールが大切です。
緑内障の早期発見・早期治療のために眼科の定期検診を受けていない方は、ぜひ当院にご相談ください。眼精疲労や血流改善のための統合医療も実施しております。
メタディスクリプション
本記事では、緑内障の進行を遅らせるために重要なことや点眼忘れを防ぐ方法を解説します。緑内障の悪化を予防し、失明リスクを回避するためにぜひご参考にしてください。